Google Antigravityを使ってみた
2025-11-20(木)はじめに
最近、AIを活用したコーディング支援ツールが次々と登場していますが、今回はGoogle DeepMindが開発した「Antigravity」を実際に使ってみた感想をまとめます。
CursorやGitHub Copilotなど、他のAIエディタと比較してどうなのか?実際の開発体験はどう変わるのか?といった点を中心にレビューしていきます。
Antigravityとは?
AntigravityはGoogle DeepMindチームが開発したAIネイティブなIDE(統合開発環境)です。VS Codeをベースにしつつも、AIが深く統合されており、コード補完、リファクタリング、バグ修正など、開発のあらゆる場面で強力にサポートしてくれます。
他のAIエディタとの違い
- 高度な文脈理解: プロジェクト全体を理解した上でのコード生成
- 日本語対応: 日本語でのやり取りもスムーズ
- タスク管理機能: 開発タスクを整理しながら進められる
実際に使ってみた感想
セットアップ
公式サイトからインストーラーをダウンロードして実行するだけで、すぐに使い始められました。VS Codeベースなので操作感に違和感はなく、設定や拡張機能も引き継げるため、スムーズに移行できると思います。
コード生成の精度
「〇〇を実装して」といった指示に対して、かなり的確なコードを生成してくれます。特に:
- 文脈を理解した提案: 既存のコードスタイルに合わせてくれる
- 複数ファイルの編集: 関連するファイルを自動で検出して編集
- エラー修正: エラーメッセージから原因を特定して修正案を提示
日本語対応の質
日本語での指示も問題なく理解してくれます。むしろ、日本語で自然に会話しながら開発を進められるのが快適でした。
実際の開発での使用感
このブログサイト自体もAntigravityを使って構築していますが、特に以下の場面で役立ちました:
- Eleventyの設定ファイル作成
- レイアウトテンプレートの実装
- CSSのスタイリング
- 記事ファイルの管理
便利だと感じた機能
1. インテリジェントなコード補完
単なる補完ではなく、次に書きたいコードを予測して提案してくれます。
2. リファクタリング支援
「この関数を分割して」「この処理を共通化して」といった指示で、適切にリファクタリングしてくれます。
3. ドキュメント生成
コードに対して適切なコメントやドキュメントを自動生成してくれます。
4. タスク管理
開発タスクをチェックリスト形式で管理でき、進捗が可視化されます。
気になった点
完璧というわけではなく、いくつか気になる点もありました:
- レスポンス速度: 複雑な処理では少し待つこともある
- 学習コスト: 機能が豊富なので、使いこなすには慣れが必要
- オフライン非対応: インターネット接続が必須
まとめ:どんな人におすすめ?
Antigravityは以下のような人に特におすすめです:
- 効率的に開発したい人: 定型的な作業を自動化したい
- 新しい技術を学びたい人: AIの提案から学べることが多い
- 日本語で開発したい人: 日本語でのコミュニケーションが快適
個人的には、開発体験が大きく向上したと感じています。AIエディタに興味がある方は、ぜひ試してみてください!